第二新卒での転職は難しいって本当？気になる疑問と現実を徹底解説

「第二新卒での転職は現実的に難しいって聞くけど本当なの？」と不安や疑問を抱えている方へ、当記事ではその実態と現実を解説していきます。

具体的には以下の点についてお話しします。

心配や不安要素を紐解き「今、転職するべきなのか？」判断することで、将来のキャリア設計も順調に運ぶでしょう。

＼第二新卒での転職が不安な方におすすめの転職エージェント／

【この記事の監修者】

株式会社hitocolor
代表取締役社長 　鈴木けんすけ

2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。

「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。

詳しい経歴をみる

【経歴】

1980年（昭和55年）　神奈川県出身
2000年4月　株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月　個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月　KDDI株式会社に入社
2016年9月　株式会社hitocolorに参画
2017年6月　同、執行役員に就任
2018年4月　同、取締役に就任
2019年4月　同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。

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【会社HP】
株式会社hitocolor

第二新卒はやめとけとなぜ言われる？転職が難しい・厳しい理由

ネットやSNSでは、第二新卒での転職はやめたほうがいいと言う声が目立ちます。
そこで以下では、第二新卒での転職が難しい・厳しいと言われる理由を紹介。

第二新卒の方が置かれている現状を再認識するためにも、なぜこれらが転職の厳しさに関係するのか確認してください。

就職した会社をすぐに辞めているから

就職した会社を短期離職していることから、企業側に「採用してもまたすぐに辞めるのではないか？」という先入観を持たれてしまうのが大きな理由の1つ。

特に1年以内に前の会社を退職している場合、その傾向も強くなります。
入社間もなく退社されてしまっては、企業は採用活動にかかったコストを回収できず大損です。

会社としてもそんなリスクを背負うわけにはいかないので、第二新卒の採用に対して慎重になるのも当然と言えるでしょう。

スキルや経歴が身についていないから

即戦力として活躍できるようなスキルや経歴が身についていないのも、第二新卒での転職ができないと言われる理由。

当たり前ですが社会に出て1・2年の若者が、キャリア層を圧倒できる技術やスキルを持っているはずがありません。

これから大きくなる可能性を秘めている原石だとしても、正社員として経験値・スキル共に積み重ねてきた人が転職のライバルとなると採用勝負に勝つのは難しいでしょう。

第二新卒で転職したことを後悔する人の特徴

第二新卒での転職したことを後悔する人の経験談には、以下4タイプの顕著な特徴があります。

なぜ後悔することになるのか、転職を失敗して同じ轍を踏まないためにもぜひ確認してください。

具体的ビジョンがないまま転職

明確なキャリアビジョンがないままの転職は、「転職後にどうなっていたいのか」が空白のまま埋まらずかなり危険です。

転職に成功したとしても仕事で満足感を得られず、再び転職を繰り返すことになってしまいます。

転職の目的は今いる会社から逃げることではなく、今後のキャリアプランを充実させる企業を見つけることなので今後のキャリア形成における明確なビジョンを持ちましょう。

成長性がない企業や業界に転職

成長性や将来性が欠如している業界や企業を選んでしまうのも、転職後の後悔に繋がる原因の1つ。

市場が成熟しきっている飲食や金融業界などは、需要を上回る供給を押し付けなければいけないためブラック化している企業も多いです。

また体育会気質の企業や、情報リテラシーが低い企業などへの転職も避けた方が賢明と言えます。

やりたいことに飛びつくのではなく、業界の発展性や企業体質などを鑑みて転職するようにしましょう。

退職金がもらえない期間内に転職

退職金の給付よりも前に辞めてしまうのも、転職を後悔する原因の1つとして挙げられます。
第二新卒は給料がそれほど高くなく、退職金というまとまったお金は貴重です。

多くの企業で、退職金は3年以上継続勤務をしている場合に支払われます。

勤務期間1年程度で転職を考えている第二新卒の方はさほど気にする必要はありませんが、2年以上の方だと退職金を受け取ってから退職するほうが賢明です。

退職金の有無は企業ごとに異なるので、転職前によく確認しておきましょう。

前職を辞めてから転職活動をする

「とにかく会社を辞めたい」という一心で、現職を辞めてから転職活動する方がぶち当たる後悔がこれ。

会社を辞めてから転職活動を行うということは、一定期間無収入の状態になるということ。

特に生活水準に直接影響する一人暮らしの方などは、仕事がないのが例え一時的だとしても高リスクです。

無収入の期間が延びれば延びるほど収入がない焦りから「どこでもいいから早く転職したい」という思考に走りやすいため、ある程度金銭面で余裕があっても要注意。

今すぐ辞めたい事情もあるでしょうが、なるべく現職に就いたまま転職活動を行うの方が今後の自分のためになるでしょう。

企業が第二新卒に求めるもの

リスク面ばかりが注目されがちな第二新卒ですが、企業側からの需要が高いことも事実。
そこで以下では、企業側が第二新卒に求めていることを紹介します。

自分の強みを最大限生かし転職活動を成功させるためにも、第二新卒ならではの魅力をしっかり押さえておきましょう。

若さを活かしたポテンシャルの高さ

企業側は第二新卒に対して、若さ溢れるフレッシュさと将来性に期待したポテンシャルの高さを強く期待しています。

新卒とあまり年齢が変わらない若年層なので、中途採用の層とはフレッシュさが異なります。
またスキルや経験値がない代わりに、高い成長意欲などが評価される傾向も。

会社のために頑張ってくれそうだという未知数の可能性は、企業によっては喉から手が出るほどほしいほどの魅力を持ちます。

企業方針を素直に取り入れられる柔軟性

第二新卒が抱える経験の薄さは、ある意味「柔軟性の高さ」です。

転職をした場合新しい会社の風土に馴染むことが重要で、転職先の企業にとっても他者と調和して働いてもらうほうが利点があります。

しかし中途採用の場合これまでの経験が邪魔をして、転職先にうまく馴染めなかったり新しいやり方を取り入れるのが難しいことも。

その点第二新卒は柔軟性に富んでいるので、いち早く新しい会社に馴染み業務をマスターすることができるのです。

最低限のビジネスマナー

例え短期間だとしても社会人経験を経て必要最低限のビジネスマナーを備えていることも、第二新卒の需要が高い理由の1つ。

「フレッシュさ」や「柔軟性の高さ」で共通点の多い新卒者との大きな違いはここ。

新卒者の場合は学生としての人生経験しか持ち合わせていないため、社会人の基本的なルールを一から教えなければなりません。

当然新卒の育成におけるコストや時間もかかるため、業務の指導を行うだけの第二新卒者を求める企業も多いのです。

第二新卒の転職を成功させるコツ・転職のやり方

第二新卒の転職成功確率を高める4つのコツを、以下で紹介します。

第二新卒だからと言って、必ずしも転職できないわけではありません。
むしろ自分の強みやキャリアビジョンを再発見し、新な可能性にチャレンジする方が多いです。

しかし転職活動は長引けば長引くほど肉体的にも精神的にも負担が大きくなるので、コツを掴んで効果的に転職活動を進めていきましょう。

転職時期を見極めスケジュールを決める

転職に最適な時期を見極めてスケジュールを組むことは、ある程度の期限がある第二新卒者にとって転職成功を左右する大きなポイントです。

第二新卒として転職を考えているのであれば、その期限内の4月に転職のタイミングを合わせて準備を進めましょう。

4月は他の時期に比べて転職サイトや転職エージェントに寄せられる求人も多く、企業側も採用活動に力を入れています。

スケジュールを組む際は「転職活動準備～現職の退職手続き」まで、最低でも約3ヶ月はかかると見積もっておきましょう。

自己分析をしてキャリアビジョンを明確にする

自己分析を徹底し自身のキャリアビジョンを明確にしておくことも重要です。

第二新卒者の中には、前職を辞めてから新たなキャリア設計ができていない方も多いです。

しかし企業の多くは第二新卒の可能性や、将来性の高さなどを評価して採用しています。
つまり採用担当者へ高い成長意欲や就業意欲をどれだけアピールできるかが、合否の分かれ目です。

採用担当を納得させるだけの意欲を示すためには、自分のキャリアビジョンを明確にして強い信念を持つことが必要不可欠と言えるでしょう。

退職理由は前向きに伝える

採用側の印象を良くするためにも、以下のようにマイナスイメージの退職理由はできるだけポジティブにするのが無難です。

上記のように、会社を辞めるに至った理由にはネガティブなものもあるでしょう。

しかしそのまま伝えてしまうと、「また同じように辞めるのではないか？」「ストレス耐性が無さすぎる」などと判断されてしまうので前向きな退職理由を伝えましょう。

転職エージェントを利用する

転職活動が不安な方は、転職エージェントを利用して転職活動を一貫してフォローしてもらうのも一つの手段です。

第二新卒で転職したことを後悔する理由は、一人で転職活動した場合に当てはまることがほとんど。

しかし転職エージェントは業界の転職市場の動向に詳しく、求職者のキャリアプランを一緒に考えてくれるので後悔することを事前に防げます。

また選考突破率を高める企業対策や求職者の魅力を引き上げてくれる推薦状で、転職活動をスピーディーに終わらせることも可能です。

期間が定められている第二新卒者にとって、利用しない手はないと言えるでしょう。

第二新卒の転職におすすめの転職エージェント

ここからは転職に不安を抱える方に、特に第二新卒の方から人気が高いおすすめ転職エージェントを紹介します。

第二新卒として転職をするならば、転職エージェントの求人数・実績数・手厚いサポート体制がとられているかという点が重要です。

また「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」の求人が多い転職エージェントなら、キャリアのある中途採用者と衝突することも避けられます。

高い転職実績：ハタラクティブ

（出典：ハタラクティブ公式HP）

「ハタラクティブ」は、今一番若手層からの注目度が高い転職エージェント。
第二新卒・既卒・フリーターなどの20代の若年層に特化した転職エージェントです。

実績においても書類選考通過率91.4%・内定率80.4％と高く、スキルや経歴がない方の転職支援に長けているので第二新卒の方も安心。

もちろん履歴書や職務経歴書の添削フォローや面接対策もあるので、企業選考の突破率を上げることが可能です。

大手企業リクルートが運営：就職Shop

（出典：就職Shop公式HP）

「就職Shop」は大手人材紹介企業のリクルートが運営する、20代の若年層に特化した転職エージェントです。

その特徴は何といっても「書類審査がなく必ず面接に行ける」こと。
就職Shopで紹介する企業は人材を育てる気概があり、人柄重視の採用傾向があるためです。

第二新卒の方にとって難関の書類選考でつまづくこともなく、面倒な履歴書作成も必要ありません。

また掲載企業はキャリアアドバイザーたちが直接訪問して取材を行なっています。

現場で感じたリアルな声を聞けるため、自分にぴったりの企業を選ぶことができます。

20代に特化したサービス：第二新卒エージェントneo

（出典：第二新卒エージェントneo公式HP）

「第二新卒エージェントneo」は、20代向けに特化した転職エージェントです。

2023年に行われたブランドイメージ調査※では「利用したいエージェント」「おススメしたいエージェント」「キャリア相談を安心してお願いできる人材会社」の三つの項目で1位を獲得。

またアドバイザーは実際に訪問しておすすめできると感じた企業のみを紹介してくれるため、ブラック企業のような怪しい求人を紹介される心配はありません。

職務経験なしの就職/転職支援実績は10000人突破と実績もあるので是非検討してみてください。

※日本マーケティングリサーチ機構による№1調査

利用者満足度が高い：DYM就職

（出典：DYM就職公式HP）

「DYM就職」は第二新卒はもちろん、ニートやフリーターの正社員就職サポートも得意とする転職エージェントです。

内定獲得まで面接対策や個別相談などのサポートが充実しているので、職歴が不安だと感じる第二新卒の方でも安心です。

IT分野の求人が豊富なので、未経験からITエンジニアを目指したいと考えている方はぜひ利用を検討してください。

入社後のマッチ率が高い：UZUZ

（出典：UZUZ公式HP）

「UZUZ（ウズウズ）」は、第二新卒を含む若手層に特化した転職エージェントです。

掲載する求人には厳しい基準を設けているため、その結果入社後の定着率が96.8％と高いマッチ率を誇ります。

また社会人経験が浅い第二新卒の方にはうれしい、ビジネスマナー研修・グループディスカッションを学ぶことが可能です。

また一人当たり平均12時間にも及ぶ手厚いサポートを受けられるので、自分を高めることだけでなく企業対策も完璧にすることができます。

第二新卒・フリーターにおすすめ：キャリアスタート

（出典：キャリアスタート公式HP）

「キャリアスタート」は、第二新卒・フリーターにおすすめの転職エージェントです。

大手企業への転職・就職実績も多く、未経験からでも正社員になれます。

内定するまで全てのサービスを無料で利用でき、さらにサポートがマンツーマンのため未経験でもスムーズに利用できるでしょう。

実際キャリアコンサルタントは内定率80%越えを実現しており、安心して任せられる優秀なエージェントです。

第二新卒・フリーターで未経験業種・業界で挑戦したい人は、キャリアスタートの無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。

転職エージェントを利用した転職活動の進め方

第二新卒の方が転職エージェントを利用した場合は、一般的に以下のように転職活動が進みます。

転職エージェントは全てのサービスが無料で利用でき、料金がかかることはありません。

②の面談では主に経歴・キャリアプラン・希望条件をヒアリングされるので、転職してどうなりたいか定まっていない方はこの段階で担当者とよく話し合ってください。

⑥の「企業へ条件交渉」では入社日の調整はもちろん給料の交渉もしてくれるので、希望がある方は事前に伝えておきましょう。

もちろん入社先が決まるまで③～⑤を繰り返すので、選考に落ちても安心してください。

第二新卒の転職に関して多い疑問と回答

ここからは第二新卒での転職に関して多い疑問を、Q&A形式で答えます。

気になる疑問点は、転職活動を始める前に解決しておきましょう。

第二新卒での就活の成功率は？

第二新卒での転職による就業先への満足度は70%弱であると、全国求人情報協会の調査により判明しています。

ちなみに新卒者の入社予定先企業に対する満足度は90%前後のため、新卒と大きく変わらないほど満足度が高いことがわかります。

もちろん何を持って転職成功とするかは人それぞれですが、この結果は今後の転職を検討している方にとっても安心できるでしょう。

女性の第二新卒でも転職できる？

もちろん女性であっても第二新卒での転職は十分可能です。

女性だからと出産・育児などのライフプランによる、早期退職や休職の可能性を懸念する企業が一部いるのも事実です。

しかし大事なのは性別ではなく、「どんなキャリアビジョンがあるか」「どれだけの就業意欲と将来性を秘めているか」です。

これらを明確にすることで、他者に引けを取らずに転職が可能です。

またライフプランが絡むことを当たり前としている企業に入社することで、入社後も不安を抱えることなく働けます。

第二新卒でも大手企業に転職できる？

結論から言えば、第二新卒でも大手企業への転職は可能です。

実は大手企業の中には第二新卒を積極的に採用するところも多く、場合によってはかなりの好条件・高待遇で採用されることも。

第二新卒と聞くと優良な大手企業には就職しにくいイメージもありますが、自身の強みを生かすことができればチャンスを掴むことが可能です。

新卒時代に入りたかった企業に第二新卒でリベンジ転職できる？

無理だと感じる方もいるかもしれませんが、新卒時代に入りたかった企業に第二新卒で再び”リベンジ転職”することは可能です。

新卒時よりも企業の採用ハードルが低くなっていることが、第二新卒での”リベンジ転職”成功率を上げている理由。

選考の際は「なぜ何度も応募する熱意があるのか」「自分が入社することで企業側が得られるメリットは何か」を明確に伝えてください。

気になる企業があるのなら、怖がらずに持てる全ての力を使って再チャレンジしましょう。

第二新卒でも強みを生かして転職できる！

第二新卒での転職は難しいと言われがちですが、自分の強みをしっかり把握して転職活動を行えば成功させることが可能です。

大事なのは、企業側へ採用後の将来性やポテンシャルを感じてもらうことです。

ただしそのためにはきちんと下準備をすることが肝心です。

転職エージェントはそんな第二新卒の方の転職をプロ目線でフォローしてくれるので、気になる方は一度相談だけでもしてみることをおすすめします。

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